はじめまして、霊應山清谷寺 第18世の住職、柴田昭道です。

糟屋郡久山町の清谷寺が運営する、基準適合保育施設、せいこく保育園には、かわいい子供たちが毎日元気に通っています。

人間誰しも楽しいことではなく、苦しい時もたくさんあることでしょう。

このような時にお勧めなのが、坐禅です。静かに呼吸を整えて、座禅をしてみるのです。このような生活を続けていると、苦しみの原因は全て自分の中から出てきているものであると言うことに気づきます。

苦しみは心や身体、呼吸の3つを整えることができると、自然に安らいでいくのです。

このような教えは臨済宗によるものですが、せいこく保育園でもこのような座禅の時間を取り入れています。
坐禅とは簡単に説明すると、座った状態で精神統一を行う基本的な執行方法のことを指しています。背筋を伸ばして半分目をつむった状態で、深くゆっくりと腹式呼吸を繰り返して、20分ほど座り続けるのです。

座禅の本質はたとえ雑念が思い浮かぼうとも一切取り合わずに手放しにして、ひたすら座り続けて何も考えない夢の状態で居続けることです。

無の状態になる自分自身を見つめ直す信念で座る修行なのです。

このような座禅を行うことにより、セロトニンの活性化でリフレッシュやリラックスが期待できます。腹式呼吸を行うと、セロトニンと呼ばれる成分が分泌されます。このセロトニンは感情や気分、ストレスのコントロール、そして精神の安定に深く関わる脳内の神経伝達物質です。このセロトニンが不足してしまうとストレスによって疲労を感じたり、イライラしたり、気力が低下するなどの症状が見られるようになるのです。鼻から息を深く吸い込んで、ゆっくり長く息を吐く、お腹の筋肉を収縮させる呼吸を意識すると、ストレスの改善やリラックス、気分がすっきりするなどの効果が期待できます。

子供たちには、呼吸を整える事、静かに坐ること、姿勢を正すことを習慣化できるように導いています。集中力が上がり、日常生活で嬉しいメリットが得られますよ。

 

せいこく保育園の子供さんに習字を教えています

清谷寺には、宗旨宗派問わない永代供養塔があります「霊應塔」