本を百万巻読んでも 本ものにはなれない 本は頭を肥やすが 足は少しも肥やしはしない 足からきた悟りが 本ものである。 坂村真民
念ずれば 花ひらく 苦しいとき 母がいつも口にしていた このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった そうしてそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつ ひらいていった