年忌法要とは🙏
こんいちは、清谷寺住職です。
年忌法要の事について書きたいと思います。
近年、日本人は無宗教者が多いと言われます。
しかし多くの人が仏教徒であることをあまり認識していません。
それは、生まれた時にはお宮参り、七五三参り、初もうでと神社に参拝することが多く、自身は神道信者ではないのだろうかと認識してしまうことも多々あるのです。
ところが多くの日本人は、自信が亡くなると仏式にて葬儀や法要を行います。
そしてお寺さんに戒名をつけてもらうことが多く、亡くなった時に初めて自分は仏教徒だと認識することが多いのです。
人が亡くなるとその後の追善や年忌法要もすべて仏式で行います。
この仏式の年忌法要とは、故人を弔い冥福を祈るために遺族が行うものを指しているのです。
初七日、四十九日、一周忌や三回忌が最も有名な年忌方法要と言えるでしょう。
十三回忌、二十三回忌に三十三回忌も執り行うことも多いです。
三十三回忌が弔い上げと言われるもので法要の締めくくりとしている事も多いです。
どうして、その様な追善や法要が必要なのか、それは故人の冥福を祈るためだと答える人がほとんどでしょう。
この冥福を祈るという行為がどういうものかをはっきりと認識していない人が非常に多いのです。
これは冥途において幸福がもたらされるように遺族が願う行為を指します。
人が亡くなると、四九日間はこの世とあの世の間に故人の魂がさまよっていると言われています。
その魂はそして閻魔大王に七日を七回、今生での行いに対しての裁きをするといわれているのです。
七回裁きを受けると、四十九日であり、その時初めて魂の行先が決められると言われています。
故人の魂を極楽浄土におくるためには、四十九日法要は重要視されており、きちんと法要を営む遺族が多いのです。
三十三回忌では故人は、菩薩に道に入ることになり、ご先祖様つまりはその家の守り神になってくれます。
年忌法要で大切な事が、あります
故人の冥福を祈る事も大切ですが、私たち自身についても考えることが大切です。
四十九日間で裁きを受ける内容とは、嘘をついたりしていないか、人の物を盗ったりしてないか、などなどです。
これらの事を、裁かれ、極楽にいくのか、地獄に行くのかを裁かれます。
これは、私たち自身にもあてはめられます。
自信も、嘘をついてないか、人の物を盗ってないか、不貞な行為をおこなっていないか、よくよく考えることが大切です。
地獄も極楽も私たちは、行ったり来たりしているのですから。
日々の生活で、悪い事をしたら、悪い行いがかえってきます、良い行いをしたら、良い事がかえってきます。
因果応報ってやつですね。
故人の人に対しての最高の供養は、残された遺族の、生活が整う事。
良い行いをして、笑っている姿を故人の方が見られると、安心しますよ
だからこそ、法要の時に見直すべき事なんです。
そして、命の有難さや、時が流れるのは早いとゆう事を再認識していただきたいと思います
命は、有限、時は待ってくれない。
それを、知るからこそ、今とゆう時を大切にできるんです。
大切だとゆうことが分かったなら、人と争う事の無意味さ、人の愚痴を言う事の愚かさなどわかってきます
そのような事で、時間を使うより、ありがとうの感謝の気持ちで、今するべきことに集中したほうが、有効な時間の使い方です
ありがとうの一言を
安定した心を保つためには、ありがとうの一言が大切です
言葉には、言魂と言われるように言葉に魂が入ります。
ありがとうの一言で、言葉が自分を引っ張って行ってくれますから
ぜひとも、ありがとうの一言を、どんどん使ていってみてください。
これらの事を思い出させてくれるのも、年忌法要の重要な役割です。