【住職ブログ】法事の時、私たちは何を思えば良いのか?

こんにちは。久山町の清谷寺住職です。
日々、多くの檀家様や地域の方々と法事(法要)の時間を共にする中で、「法事の最中、頭の中で何を考えていれば良いのでしょうか?」というご質問をいただくことがあります。

お経を聞きながら、ただじっと座っているのは長く感じられるかもしれません。しかし、法事は単なる形式的な儀礼ではなく、私たちの心に深い安らぎと気づきを与えてくれる「大切な時間」です。

法事の時に、ぜひ心の中で思っていただきたい3つのことをお話しします。


1. ご先祖様への「感謝」を伝える

私たちは誰もが、親、祖父母、外のご先祖様から命のバトンを受け取って今ここに生きています

  • 「おかげさまで、私は今こうして元気に生きています」という報告
  • 故人との懐かしい思い出を頭の中に思い浮かべる
  • 難しい思想に関係なく、純粋な「ありがとう」の気持ちを向ける

お経の響きや線香の煙は、私たちの感謝の心をご先祖様へ届ける架け橋です。

2. 近況を報告し、「安心」してもらう

亡くなられた大切な方は、いつも残された私たちのことを心配し、見守ってくださっています。

  • 自分の今の暮らしや、家族が仲良くやっていることを心の中で語りかける
  • 悩み事があるなら、それも正直に打ち明けてみる
  • 最後に「だから心配しないでね」と伝えることで、故人を安心させる

あなたが前を向いて生きている姿を見せることが、何よりの供養になります。

3. 自分の「今」を見つめ直す(禅の心)

禅宗(臨済宗妙心寺派)である当寺において、法事は「今を生きる自分自身の心を調える(ととのえる)時間」でもあります。

  • 日常の忙しさから一度離れ、静かに自分の心と向き合う
  • 「自分は今、命を大切に生きられているだろうか」と振り返る
  • 命の有限さを感じ、一日一日を大切に生きようと決意を新たにする

まとめ:感謝の気持ちで、今日も大切な一日を

法事の時間は、亡くなった方を偲ぶと同時に、いま生きている私たちが「生かされていること」に気づくための時間です。

難しいことを考える必要はありません。法事が終わったあとに、「今日も大切な一日だった。感謝、感謝」と温かい気持ちで眠りにつけるような、そんな穏やかな時間を清谷寺の法事を通して過ごしていただければ幸いです。

合掌


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