清谷寺(せいこくじ)住職挨拶   禅の教えと清谷寺の歴史

福岡県糟屋郡久山町に佇む臨済宗妙心寺派の古刹「清谷寺(せいこくじ)」へようこそ。

当寺院のウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。

このページでは、清谷寺の住職である私からの挨拶を中心に、お寺の歴史や教え、地域との関わりについて詳しくご紹介しています。

福岡の豊かな自然に囲まれた当寺では、日々の喧騒から離れ、心の安らぎを見つけていただける空間を提供しております。

臨済宗妙心寺派の伝統に基づく坐禅会や法要行事も定期的に開催しており、初めての方でも気軽に禅の世界に触れることができます。

また、久山町の歴史において重要な役割を果たしてきた清谷寺の文化的価値や、四季折々の美しい境内の様子も合わせてご紹介しています。

お寺への参拝方法や駐車場情報、御朱印についての情報も掲載しておりますので、実際にお越しになる際の参考にしていただけます。

現代社会において、心の拠り所を求める方が増えている中、臨済宗の「今、ここ」を大切にする教えは、多くの方の心の支えとなっています。

このページを通じて、清谷寺の温かな雰囲気と禅の教えの深さを感じていただければ幸いです。

地域に根ざした寺院として、檀家の皆様はもちろん、初めて訪れる方々にも開かれた場所でありたいと願っております。

皆様の人生の節目に寄り添い、心の安らぎを提供することが、私たち清谷寺の使命だと考えています。どうぞこの後に続く住職挨拶をはじめ、寺院の詳細情報をごゆっくりとお読みください。

そして、機会がございましたら、ぜひ実際に清谷寺へ足をお運びいただき、静寂の中で自分自身と向き合う貴重な時間をお過ごしください。

清谷寺住職からの挨拶

はじめまして、福岡県糟屋郡久山町にございます臨済宗妙心寺派 清谷寺(せいこくじ)住職の柴田親志でございます。

このたびは当寺のウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。

皆様に清谷寺の心の安らぎと禅の教えをお伝えできればと思います。

臨済宗妙心寺派 清谷寺の現住職紹介

私は平成15年より当山の住職を務めております柴田親志と申します。臨済宗妙心寺派の教えに従い、日々の修行と共に地域の皆様の心の支えとなるよう努めております。

京都の妙心寺で修行を積んだ後、ご縁あって福岡県糟屋郡久山町のこの地に参りました。禅の教えは難しく感じられることもありますが、その本質は日常生活の中にあります。この清谷寺から、皆様の心に寄り添った仏教の教えをお伝えしていきたいと思っております。

項目詳細
住職名柴田親志
就任年
所属臨済宗妙心寺派
修行寺院萬壽寺(大分)

住職が伝えたい禅の教えと心の安らぎ

今の世の中は忙しさや情報過多により、心が落ち着かない時代となっております。

臨済宗の禅の教えは、そんな現代人にこそ必要な「今、ここ」に集中し、本来の自分自身と向き合う智慧を教えてくれます。

清谷寺では「坐禅」を通じて、皆様が自分自身の内面と向き合う機会を大切にしております。

禅は特別なものではなく、日々の生活の中で実践できるものです。

お茶を一杯いただくとき、庭の草花を眺めるとき、そうした日常の一瞬一瞬に心を澄ませることが禅の実践です。

臨済宗の開祖・臨済義玄禅師は「随処作主、立処皆真」(どこにいても主人公となり、立つところすべてが真実である)という言葉を残されました。この教えは、私たちが環境に左右されず、自らの心を主人公として生きる大切さを説いています。

福岡県糟屋郡久山町の清谷寺では、この臨済宗の教えを基に、皆様の心の平安と成長をお手伝いしたいと考えております。

禅の基本的な教え

臨済宗妙心寺派では、「看話禅」という方法で修行を行います。これは公案(こうあん)と呼ばれる問答に取り組むことで、論理を超えた悟りの境地を目指す方法です。

清谷寺では初心者の方にも分かりやすく禅の教えを伝えるため、月に一度の坐禅会を開催しております。坐禅を通じて、呼吸に意識を向け、雑念を払い、本来の自分に還る体験をしていただければと思います。

皆様へのメッセージ

福岡県糟屋郡久山町の皆様、そして清谷寺を訪れるすべての方々へ。当山は単なる観光地ではなく、皆様の心の拠り所となることを願っております。

清谷寺は地域に根差した寺院として、檀家の皆様の法事・法要はもちろん、地域の行事や文化活動にも積極的に参加しております。また、お悩みやご相談がございましたら、いつでもお気軽にお立ち寄りください。

久山町の豊かな自然に囲まれた当寺では、四季折々の風景と共に心の安らぎを感じていただけます。特に春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の厳かな雪景色は、自然と仏法が融合した禅の世界を体感できる貴重な機会です。

これからも清谷寺は臨済宗妙心寺派の寺院として、皆様の心の支えとなれるよう精進して参ります。どうぞお気軽に足をお運びください。

清谷寺からのお知らせ

毎月第三土曜日19時~には初心者向け坐禅会を開催しております。どなたでもご参加いただけますので、禅の世界に触れてみたい方はぜひお越しください。

清谷寺では法事・法要のご相談も随時承っております。故人様の供養や先祖代々の祭祀について、どんなことでもお気軽にご相談ください。

皆様のご来山を心よりお待ち申し上げております。

福岡県糟屋郡久山町の清谷寺について

福岡県糟屋郡久山町に佇む清谷寺は、四季折々の自然に恵まれた臨済宗妙心寺派の由緒ある禅寺です。博多の喧騒から少し離れた場所にありながら、心の安らぎを求める多くの方々に親しまれています。ここでは、清谷寺の歴史や魅力についてご紹介いたします。

清谷寺の歴史と由来

清谷寺の由来と歴史

福岡県糟屋郡久山町にある臨済宗妙心寺派の清谷寺は、歴史資料が限られているため、具体的な創建年次は明らかになっていません。

ただし、古い時代に造られたとされる仏像群が長きにわたり守られてきた点から、久山町における仏教文化の拠点として早くから信仰を集めていたことがうかがえます。

ほかの地域とも縁を結びながら寺院としての役割を育んできたと伝わっており、中世以降も地元の人々の信仰を支える名刹として機能しました。

江戸時代に入ると堂宇の再建や仏像の修繕が進み、その後も維持管理が重ねられることで、清谷寺は貴重な歴史的建造物と文化財を今に伝える寺院となっています。

今日では仏教行事だけでなく、地域交流の場としても開かれており、宗派を問わず多くの参拝者が訪れるようになりました。

時代主な出来事関連文化財
平安時代寺院の源流が形成されたと考えられる十一面観音立像・地蔵菩薩立像などの古仏
中世山間部の信仰を支える禅寺として発展山林寺院としての諸施設
江戸時代観音堂の再建や境内整備が進む慶応元年の棟札や伝承に基づく堂宇
近現代仏像の修復や保育園開設など社会活動を展開本尊や付属施設の保全、永代供養塔の整備

現代における禅の意義

現代社会においては、ストレスや不安、孤独感など様々な心の悩みを抱える方が増えています。そのような時代だからこそ、禅の教えが持つ「今、ここ」に集中する姿勢や、執着から解放される智慧は、現代人の心の安らぎに大きく貢献できるものと考えています

福岡県糟屋郡久山町にある私たち清谷寺でも、禅の教えを通じて地域の皆様の心の拠り所となれるよう努めています。坐禅会や法話会を通して、忙しい日常から少し離れ、自分自身と向き合う機会を提供しております。

臨済宗妙心寺派の禅は難しいものではありません。「平常心是道(へいじょうしんぜどう)」という言葉があるように、日常の中にこそ悟りの道があります。洗濯物を干す時も、料理をする時も、仕事に取り組む時も、その一瞬一瞬に心を集中させることが、実は禅の修行なのです。

現代的課題禅の教えによるアプローチ
ストレス・不安坐禅による呼吸と心の調和
情報過多・集中力低下一点集中の修行法
人間関係の希薄化自己と他者の本質的なつながりの理解
物質的豊かさと心の貧しさ簡素な生活の中に見出す豊かさ

臨済宗妙心寺派の禅は、決して厳格な修行だけを求めるものではありません。日々の生活の中で、一呼吸、一動作に意識を向け、「今ここ」を大切にする姿勢こそが、禅の本質です。久山町の清谷寺では、こうした禅の智慧を現代的な形で皆様にお伝えしていきたいと考えております。

どうぞお気軽に清谷寺にお越しいただければ幸いです。皆様のご来山を心よりお待ちしております。

清谷寺で体験できる坐禅と行事

清谷寺では、禅の心を体験していただくための様々な催しを年間を通して開催しております。日々の喧騒から離れ、自分自身と向き合う貴重な時間を過ごしていただければ幸いです。

初心者でも参加できる坐禅会

坐禅は難しいものと思われがちですが、清谷寺では初めての方でも安心して参加できる坐禅会を毎月開催しております。姿勢や呼吸法など基本的なことから丁寧に指導させていただきますので、禅の修行に興味をお持ちの方はぜひお気軽にご参加ください。

坐禅は心と体を整える素晴らしい実践です。現代社会のストレスから解放され、本来の自分自身と向き合う大切な時間となるでしょう。

坐禅会開催情報

開催日時間参加費持ち物
毎月第3土曜日午後7時〜8時00分無料動きやすい服装

参拝者の体験談

清谷寺での坐禅や行事に参加された方々から、数多くの感想や体験談をいただいております。ここでは実際の参加者の声をご紹介いたします。

坐禅会参加者の声

「初めは足が痛くなったり、集中できなかったりで難しく感じましたが、回数を重ねるうちに少しずつ心が静まる感覚がわかってきました。日常生活でもイライラすることが減り、物事を俯瞰して見られるようになったと感じています。」(40代・女性)

「仕事のストレスで眠れない日々が続いていましたが、清谷寺での坐禅を始めてから心の整理ができるようになりました。住職の法話もとてもわかりやすく、現代の悩みに寄り添った内容で大変参考になります。」(30代・男性)

「定年退職後の生きがいを探していたところ、友人に誘われて坐禅会に参加しました。今では毎回欠かさず参加し、家でも朝の時間に坐禅を行うようになりました。同じ志を持つ方々との交流も楽しみの一つです。」(60代・男性)

行事参加者の声

「開山忌法要に家族で参加しました。厳かな雰囲気の中で執り行われる法要は心が洗われる思いでした。子どもたちも普段体験できないお寺の行事に興味津々で、よい経験になったようです。」(40代・女性)

「夏の施食会で読経と供養を体験しました。先祖だけでなく、縁のない方々の霊も供養する考え方に感銘を受けました。仏教の慈悲の心を実感できる貴重な機会でした。」(50代・女性)

「子ども禅体験に息子を参加させました。帰ってきてからも『お寺でならった姿勢』を意識して生活するようになり、集中力も高まったように思います。精進料理も美味しいと言って、家でも野菜中心の食事を喜んで食べるようになりました。」(30代・女性)

参加者の変化

多くの参加者が共通して語るのは、坐禅や行事を通じて日常生活に変化が生まれたということです。具体的には以下のような変化が報告されています:

  • ストレスへの対処能力の向上
  • 集中力や注意力の増加
  • 感情のコントロールがしやすくなった
  • 物事を多角的に見られるようになった
  • 食生活や生活習慣の改善
  • 人間関係が円滑になった

清谷寺では、このような体験を通して参加者の皆様が心の平安を見出し、より豊かな人生を歩まれることを願っております。どなたでもお気軽に坐禅会や行事にご参加いただければ幸いです。

参拝時のお願い

清谷寺は皆様の心の安らぎの場所です。境内では静かに過ごし、他の参拝者の迷惑にならないようご配慮ください。写真撮影は境内の多くの場所で可能ですが、本堂内や特別な法要の際はご遠慮いただいております。

また季節により、山門や庭園の紅葉など見どころが異なります。四季折々の自然と共に清谷寺の風情をお楽しみください。

皆様のお越しを、住職である私も、清谷寺の檀信徒一同も心よりお待ちしております。どうぞお気軽にお参りください。

よくある質問と回答

清谷寺への参拝に関するQ&A

皆様から多くいただくご質問にお答えします。清谷寺へ初めてお越しになる方も安心してお参りいただけるよう、よくあるご質問をまとめました。

質問回答
参拝時の服装に決まりはありますか?特別な決まりはありません。ただし、お寺は信仰の場ですので、あまりにカジュアルすぎる服装(短パンやミニスカート、露出の多い服装)は避けていただければ幸いです。
写真撮影はできますか?境内の風景や建物の外観は撮影いただけます。ただし、法要中や坐禅会の最中、本堂内の仏像など一部撮影をご遠慮いただく場所もございます。不明な点は住職または寺務所にお尋ねください。
参拝料はかかりますか?通常の参拝に料金はかかりません。

初めて清谷寺にお参りされる方へのアドバイスとしては、山門をくぐる際に一礼し、本堂へお進みください。本堂では入る前に軽く一礼し、静かに参拝されると良いでしょう。ご不明な点があれば、お気軽にお尋ねください。

まとめ

福岡県糟屋郡久山町に位置する清谷寺は、四季折々の自然に囲まれ、皆様の心の安らぎの場として開かれております。

坐禅会や年間行事を通じて、禅の心に触れていただければ幸いです。

地域の皆様との繋がりを大切に、これからも精進してまいります。どうぞお気軽に清谷寺へお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ち申し上げております。合掌。